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日本老年看護学会第22回学術集会特集 シンポジウム 老年看護学における国際研究
「老年看護学における国際研究」のねらい
Symposium “International Collaborative Research in Gerontological Nursing": What We Aimed at in This Symposium
山本 則子
1
,
酒井 郁子
2
Noriko Yamamoto
1
,
Ikuko Sakai
2
1東京大学大学院医学系研究科
2千葉大学大学院看護学研究科
1Graduate School of Medicine, The University of Tokyo
2Graduate School of Nursing, Chiba University
pp.21
発行日 2018年1月31日
Published Date 2018/1/31
- 販売していません
- Abstract 文献概要
日本老年看護学会第22回学術集会で「老年看護学における国際研究」というタイトルで開催されたシンポジウムは,今野理恵氏(関西国際大学保健医療学部),村山洋史氏(東京大学高齢社会総合研究機構),牧本清子氏(甲南女子大学看護リハビリテーション学部),Younhee Kang氏(韓国梨花女子大学看護学部)の4氏が登壇して報告がなされた.また,4氏の発表ののちには,Huei-chuan Sung氏(台湾慈済科技大学看護学部),Sirirat Pan-Uthai氏(タイ国チェンマイ大学看護学部),Xiao-yan Liao氏(中国南方医科大学南方医院看護部)からの指定発言もあり,盛りだくさんの内容となった.
日本社会の高齢化は世界で最も急速に進みつつあるが,諸外国の医療システムや生活上の価値観,ケアの文化などの違いや共通点を見いだすことから,お互いの国における老年看護の実践や研究に有益なヒントが得られると思われる.超高齢社会における看護のパラダイム変革を促進するためにも,今後,国際研究は必要になるだろう.国際化の進展に伴い,国際的な研究者の交流や共同研究などがさかんに行われている.当学会国際交流委員会でも,若手研究者を中心とした国際学会への参加・発表を促進する企画を第22回学術集会において実施した.
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