日本老年看護学会第16回学術集会特集Ⅱ シンポジウム─老人看護CNSの活動の広がりと将来展望
シンポジウムを終えて
水谷 信子
1
1元・兵庫県立大学
pp.5-6
発行日 2012年3月31日
Published Date 2012/3/31
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- 文献概要
専門看護師(Certified Nurse Specialist;CNS)とは,日本看護協会によって「複雑で解決困難な問題を持つ個人・家族や集団に対して,水準の高い看護ケアを効率よく提供するための特定の専門看護分野の知識・技術を深めた者をいい,(実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究という役割を果たすことにより)保健医療福祉や看護学の発展に貢献する」と規定されている.わが国初の老人看護CNSは2002年5月に誕生し,2011年6月時点の登録者は31人,老人看護CNSの教育課程の認定を受けている大学院は22校である.
今回のシンポジウムでは,老人看護CNS誕生後10年を迎え,世界に類のないスピードで高齢化が進み,本格的な長寿社会を迎えるわが国において,今後,老人看護CNSの活動をどのように広げていくのか,どのような役割を果たしていくのか,将来展望について参加者のみなさまと一緒に考えてみようという意図のもとに企画し,4人の老人看護CNSの方にこれまでの活動と展望について報告していただいた.
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