看護研修学校同窓会第5回研究セミナー報告・2
討議を終えて
宮武 陽子
pp.97
発行日 1980年2月25日
Published Date 1980/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907414
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‘看護教師と看護実践’というテーマについて話し合った私たちは,結局,明確な結論を導き出すには至らなかった.‘看護教師は生きた知識を学生に伝えていくために,看護婦としての自分を磨き続けていく実践が必要である’という共通の見解はあったが,これは,参加した各人が各人の思いにより述べた言葉の羅列であって,決して意味するものが共通に理解しあえたものではない.
この話し合いは,いま教育の現場で働く私たちがどんな悩みを抱えているか,それぞれの現実を通して意見を交わした,いわば問題提起の段階であったと考える.
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