Japanese
English
研究ノート
要介護高齢者の興味・関心を考慮したアクティビティケアの効果─音楽・運動・趣味プログラム参加による睡眠・覚醒パターンへの影響
Effects of Activity Care according to Interests of the Frail Elderly on Sleep-Wake Patterns
堤 雅恵
1
,
涌井 忠昭
2
,
小林 敏生
3
,
田中 マキ子
1
Masae Tsutsumi
1
,
Tadaaki Wakui
2
,
Toshio Kobayashi
3
,
Makiko Tanaka
1
1山口県立大学看護栄養学部
2宇部フロンティア大学短期大学部
3広島大学大学院保健学研究科
1Faculty of Nursing and Human Nutrition, Yamaguchi Prefectural University
2Ube Frontier College
3Graduate School of Health Sciences, Hiroshima University
キーワード:
要介護高齢者
,
睡眠・覚醒パターン
,
睡眠日誌
,
アクティビティケア
,
frail elderly
,
sleep-wake pattern
,
sleep log
,
activity care
Keyword:
要介護高齢者
,
睡眠・覚醒パターン
,
睡眠日誌
,
アクティビティケア
,
frail elderly
,
sleep-wake pattern
,
sleep log
,
activity care
pp.101-108
発行日 2007年11月1日
Published Date 2007/11/1
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
本研究は,要介護高齢者の睡眠・覚醒パターンに対するアクティビティケアの効果を検証することを目的に実施した.Y県にある介護療養型医療施設に入院していた高齢者9名(男性5名,女性4名,年齢78.0±9.1歳)を対象に,看護・介護職員が記録した睡眠日誌から30日間の睡眠・覚醒パターンの実態を把握し,続く36日間には対象者の過去の趣味や好きな活動などを考慮して立案したアクティビティケアプログラムによる介入を行い,初めの30日と同様に睡眠・覚醒パターンを記録した.介入前のコントロール期と比較して,介入期では総睡眠時間の増加が認められ,また個人別に検討したところでも,総睡眠時間の増加や夜間中途覚醒時間の減少など,アクティビティケアへの参加が睡眠に望ましい効果を及ぼしたと思われる事例が2名あった.本研究の結果,アクティビティケアへの参加が要介護高齢者の睡眠・覚醒パターンに望ましい影響を及ぼすことが示唆された.
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