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研究ノート
要介護高齢者の家族介護者に対する心理・教育的介入プログラムの効果
Effects of Psychoeducational Intervention Program on Family Caregivers of the Frail Elderly
望月 紀子
1
Noriko Mochizuki
1
1山梨大学大学院医学工学総合研究部地域・老人看護学講座
1Interdisciplinary Graduate School of Medicine and Engineering, University of Yamanashi
キーワード:
要介護高齢者
,
家族介護者
,
心理・教育的介入プログラム
,
効果
,
frail elderly
,
family caregiver
,
psychoeducational intervention program
,
effects
Keyword:
要介護高齢者
,
家族介護者
,
心理・教育的介入プログラム
,
効果
,
frail elderly
,
family caregiver
,
psychoeducational intervention program
,
effects
pp.17-23
発行日 2005年11月1日
Published Date 2005/11/1
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
研究目的は,要介護高齢者の家族介護者に対する心理・教育的介入プログラムの介護負担感と介護満足感における効果を検証することである.対象者である要介護高齢者の家族介護者54名を続柄と介護度で無作為に介入群と対照群に割り付けし,ベースラインと2週間後に個別面接にてデータを収集した.介入群に対しては,ベースラインデータ収集後の面接で,平易な文章で介護の知恵を記載したパンフレットを用いて教育的支援を,面接と1週間後の電話にて自尊心の支援,自己効力感の支援,モチベーションの支援を含む心理的支援で構成する心理・教育的介入プログラムを実施した.結果として,介護負担感は介入群で有意に減少したが対照群では変化せず,介護満足感は,両群で変化していなかった.この結果は,本研究における心理・教育的介入プログラムが介護負担感減少効果はあるものの,満足感には効果がみられないことを示唆している.
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