トピックス
認知症高齢者(老人痴呆)看護認定看護師について
太田 喜久子
1
1老人痴呆看護認定看護師検討委員会
pp.133
発行日 2005年3月15日
Published Date 2005/3/15
- 販売していません
- 文献概要
何らかの介護・支援を必要とする痴呆性老人は,2015年に250万人に,2025年には323万人になると推計されている(高齢者介護研究会「2015年の高齢者介護」2003).また在宅や入所・入院を問わず痴呆性老人の療養期間と介護期間が長期化し重度化していく傾向がある.痴呆性老人の合併症を含む身体・病状管理や終末期ケアを的確に行う必要性も高まっており,痴呆を専門とする看護援助への社会的ニーズはきわめて高いということができる.
老人痴呆の専門家育成のため,日本老年看護学会では昨春から特別委員会を設置し活動してきた.その結果,2004年秋に日本看護協会認定看護師制度の新たな認定分野として老人痴呆が認められ,2005年4月から日本看護協会看護研修学校で教育課程が開始されることになった.
Copyright © 2005, Japan Academy of Gerontological Nursing All rights reserved.