Japanese
English
巻頭言
21世紀に向けての船出
Departure of the Japan Society of Nursing and Health Care into the 21st Century
石黒 彩子
1
Ayako Ishiguro
1
1日本看護医療学会
pp.1
発行日 1999年12月25日
Published Date 1999/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7009200130
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- Abstract 文献概要
わが国は、世界一の長寿国家としてWHOにも認定される誇るべき国家ですが、近年急速に少子・高齢社会に移行しつつあります。社会構造が変化する中で、医療費をはじめとして、在宅ケア、小児の健全な育成などの問題が深刻化しています。特に、ドイツに次いで世界で2番目に開始が計画されている介護保険の運用については種々論議されていますが、大きな医療制度の改革が進展しつつあります。
医療と福祉サービスにおいてその資源を効率よく活用し、保健サービスも含めたそれぞれの領域をいかに包括的なシステムとして確立していくかが、問題を解決していく上で最も重要な事がらになります。看護職はこの変革において、オーケストラにおけるコンサートマスターのような役割を担うことを期待されているのではないでしょうか。
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