学会印象記 第38回日本リハビリテーション医学会学術集会
横浜港から21世紀への新たな船出
藤澤 宏幸
1
1東北文化学園大学医療福祉学部リハビリテーション学科
pp.662-663
発行日 2001年9月15日
Published Date 2001/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105884
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本年6月14日から16日にかけて,横浜市(パシフィコ横浜)で開催された第38回日本リハビリテーション医学会学術集会に参加した.学術集会は横浜市立大学医学部リハビリテーション科教授である安藤徳彦大会長の「提言」に始まり,招待講演2題,特別講演1題,特別ディスカッション1題,シンポジウム2題,パネルディスカッション5題,ワークショップ7題,一般演題(口述468題,ポスター130題,ビデオ4題)という内容であった.
学会の2週間ほど前に送られてきた抄録集を手にして,改めて感じたことがあった.本年度学術集会のテーマは「21世紀への船出,リハ医学の充実と普及」であった.まさに21世紀幕開けの年にふさわしいテーマであるが,それ以上に「リハ」という呼称が新鮮に思えた.20世紀後半,「リハビリテーション」は日本社会のなかで「リハビリ」さらには「リハ」として定着した.このように社会に定着した「リハ」が21世紀にどのように発展し,社会に貢献できるのかを問うものとの印象を受けたからである.
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