特集 歯科保健
21世紀に向けての歯科保健
宮武 光吉
1
Kokichi MIYATAKE
1
1厚生省健康政策局歯科衛生課
pp.514-519
発行日 1990年8月15日
Published Date 1990/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900145
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■はじめに
高齢化社会を迎え,保健・医療・福祉の各分野において,健やかに老いることを目標として,各種の対策が樹立され,実施されるようになってきた1).これまで,歯科保健は母子保健の一環として,小児歯科保健が取り上げられて,各種の事業が推進され,乳歯のむし歯の減少などの効果を上げている.これに続く年代である,児童生徒を中心とした学校歯科保健活動も活発に行われている地域も多く,むし歯半減運動等に成果を上げてきた.
また,へき地等における歯科保健医療の確保,障害(児)者に対する歯科医療の提供等の特殊な分野の歯科保健医療対策も,社会的な要請に応えて順次,その整備が図られてきた.
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