ケース・レポート
高年初産婦の心理的変化とその看護
安部 和子
1
1国立中津病院
pp.720-725
発行日 1976年12月25日
Published Date 1976/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205139
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1.はじめに
どんな妊産婦でも,新しい生命が生まれる喜びの中に分娩という試練がもたらす不安は大きい。まして未経験の初産婦においてはなおのことである。ここに本人にとっては奇蹟的とさえ思える今回の妊娠に対して,高年初産,狭骨盤,予定日超過といろいろなハンディが加わり,ついに帝切分娩となった産婦の喜びと不安の交錯した日々を看護したので,その心理的変化とそれに対する援助について述べてみたい。
Copyright © 1976, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.