Japanese
English
資料
生後1ヵ月児の排泄に対する母親が抱く不安の内容
Content of Maternal Anxiety Regarding Excretion of One Month Child
成瀬 早苗
1
,
山内 弘子
1
,
高間 静子
1
Sanae NARUSE
1
,
Hiroko YAMAUCHI
1
,
Shizuko TAKAMA
1
1福井医療短期大学看護学科
1Fukui College of Health Sciences Department of Nursing
キーワード:
生後1ヵ月児
,
産後1ヵ月
,
排泄
,
不安
,
children 0-1 months
,
one month postpartum
,
excretion
,
anxiety
Keyword:
生後1ヵ月児
,
産後1ヵ月
,
排泄
,
不安
,
children 0-1 months
,
one month postpartum
,
excretion
,
anxiety
pp.1-8
発行日 2014年6月30日
Published Date 2014/6/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7009200086
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要旨
目的:生後1ヵ月児の排泄に対する母親の不安の内容を明らかにした。
方法:研究デザインは質的記述的デザイン。対象は、産後1ヵ月健診に来院した母親31名。生後1ヵ月児の排泄に対する母親の不安を自由回答式質問法で記述してもらった。データの解釈が妥当であるかを検討するため、データの処理は、生後1ヵ月児の排泄に対する母親の不安と判断できる部分を抜粋し、箇条書にすると同時にナンバリングした。ナンバリングした内容のうち同質と判断できるものをグループ化した。次にグループの内容の性質を最も適切に表現できる名前を与え、不安の概念とした。新生児・小児看護の経験がある短期大学の教員3名でデータ分析・結果の評価を行った。
結果:生後1ヵ月児の排泄に対する母親の不安と判断できるデータは85件あった。これらのデータを質的に分類すると「排泄状態に対する不安」、「排泄物の性状に関する不安」、「オムツかぶれに対する不安」、「児の排泄に伴う児の反応に対する不安」の4種類の内容の不安が明らかになった。
結論:これらの結果から、生後1ヵ月児の排泄に対する母親の不安を軽減するには、児の排泄物についての正しい理解と対処方法についての指導の強化が示唆された。
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