Japanese
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緊急レポート
先遣隊派遣本部調整役として
From the perspective of the mediator of the advance research unit's headquarter
三澤 寿美
1,2
,
河原 宣子
1,3
,
立垣 祐子
1,4
,
太田 晴美
1,5
,
宇田 優子
1,6
,
窪田 直美
1,7
,
酒井 彰久
1,8
Sumi Misawa
1,2
,
Noriko Kawahara
1,3
,
Yuko Tategaki
1,4
,
Harumi Ota
1,5
,
Yuko Uta
1,6
,
Naomi Kubota
1,7
,
Akihisa Sakai
1,8
1日本災害看護学会ネットワーク活動委員会
2東北福祉大学
3京都橘大学
4兵庫医療大学
5東北文化学園大学
6新潟医療福祉大学
7公立丹南病院
8福井大学
pp.110-115
発行日 2019年12月31日
Published Date 2019/12/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200518
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- Abstract 文献概要
1.はじめに
2019(令和元)年10月に発生した台風第19号は、1958(昭和34)年の「狩野川台風」級の台風であることを予想されながら、10月12日に日本列島に上陸し、台風第15号による被害の復旧途中の千葉県を含み、茨城県、栃木県、長野県等の広い地域を通過、さらに北上し、東日本大震災の被災地である福島県、宮城県、岩手県を通過した。台風第19号は気象庁の予想通り、大雨を降らせ、河川を増水させ、多数の家屋が浸水して広範囲にわたり甚大な被害を及ぼし、住民の生命と生活を脅かした。日本災害看護学会では、台風第19号が発生し、日本列島に上陸する前からその進路と予測される被害等について情報収集を継続した。そして、台風が日本列島を離れたことを確認した後に、ただちに先遣隊派遣を決定した。被災地に派遣された日本災害看護学会先遣隊は、各地の被害状況を確認しながら、現地の支援者の方々と共に活動を行った。台風第19号被害における先遣隊派遣の本部調整としての活動を報告し、その活動と役割を振り返り、今後の課題を明らかにしたいと思う。
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