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第27回日本看護科学学会学術集会 シンポジウムⅣ
感染症とリスクマネジメント
Risk Management for Infection Control and Prevention
奥山 則子
1
,
内田 美保
2
1東京慈恵会医科大学
2東京大学医学部附属病院
pp.95-101
発行日 2008年3月20日
Published Date 2008/3/20
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- Abstract 文献概要
近年,国際的な人・物の移動,開発などによる環境の変化,社会活動様式の変化などに伴い,新興感染症・再興感染症の出現など感染症の状況は大きく変化してきている.一方,看護職は感染症対応の当事者であり,かつ感染症の媒介者や感染者にもなり得る可能性を常に持っている.そのため,院内や地域における感染管理体制・危機管理体制が定着しているか否かで感染症への初期対応も,その後の拡大の加減も大きく異なる現実があり,看護職の対応が感染拡大のリスクを大きく左右すると言っても過言ではない.本シンポジウムでは,医療機関や地域の第一線で活躍している感染管理担当者(ICP)や結核看護管理の専門家から最近の感染症の現状と感染症に対する看護職の役割について報告いただくことにより,その原因探索・拡大防止策から発生予防までの戦略や計画の立案方法について一緒に考える機会となった.以下,それぞれの概要について報告する.
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