【国際交流委員会・調査報告】
各国の看護診断の教育・臨床の使用状況についての調査報告
江川 隆子
1
,
奥津 文子
2
,
長谷川 智子
3
,
神谷 千鶴
4
Takako Egawa
1
,
Ayako Okutsu
2
,
Tomoko Hasegawa
3
,
Chizuru Kamiya
4
1関西看護医療大学
2滋賀県立大学人間看護学部
3福井大学医学部看護学科
4関西看護医療大学看護学部看護学科
1Kansai University of Nursing and Health Sciences
2The University of Shiga Prefecture
3School of Nursing, Faculty of Medical Sciences, University of Fukui
4Kansai University of Nursing and Health Sciences
pp.60-61
発行日 2012年3月15日
Published Date 2012/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100356
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はじめに
看護診断の開発が進められて四半世紀以上が過ぎ,NANDAインターナショナル(NANDA-I)の看護診断が教育および臨床で活用されている国が増えている.看護診断学会も各国で独自に設立され,活動を始めている.
看護診断は,専門性のある看護援助の範囲を確立するうえで重要であるため,世界中の看護師がこの看護診断の発展に寄与するだけでなく,一貫した思想と看護概念の開発を促進すべきであるのではないかと考えた.そこで,日本看護診断学会の国際交流委員会は,各国の看護診断に関する状況を把握するとともに,その発展や普及のために,それぞれの国がNANDA-Iとどのように協力しながら発展すべきか考えることの重要性を感じ,アンケート調査を実施した.
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