日本看護診断学会第8回学術大会報告 看護診断と情報科学―ケアとテクノロジーの出会い
【シンポジウム】
ナースを育成する看護過程―看護診断
青柳 明子
1
Meiko Aoyagi
1
1北里大学東病院
1Kitasato University East Hospital
pp.108-110
発行日 2003年3月15日
Published Date 2003/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100150
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はじめに
北里大学東病院看護部は,1995年から看護記録の電子化に向けた検討が始まり,1996年「看護過程システム」を開発した.その経緯のなかで,私は未知なる看護診断を学ぶことになった.私は,「看護過程システム」の開発,その後の現場への拡大を通して,管理者や看護師たちにその時々の状況に合わせた教育宣伝活動をしてきた.そのプロセスを振り返り,現場の看護師たちが看護について考え,「変化」しつつあることが感じとれた.この変化について,看護実践の現場から院内教育担当者としてお話しできればと考えている.また,看護診断を語る場合,どうしても看護過程や看護記録との関連が深い.そこで看護診断のみを言及することなく,看護過程全般について一括して取り扱いたい.
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