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特集② 知っておきたい血液内科の知識―専門医の診方・治し方
多発性骨髄腫
Multiple myeloma
田中 淳司
1
Junji Tanaka
1
1東京女子医科大学血液内科学講座
pp.258-262
発行日 2014年3月20日
Published Date 2014/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411102762
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POINT
●多発性骨髄腫は,形質細胞ががん化したもので単クローン性免疫グロブリン(M蛋白)を大量に産生する。
●多彩な症状が現れるが,主に骨髄腫細胞による造血障害,骨の障害とM蛋白による腎臓などの臓器障害に起因する。
●サリドマイド,レナリドマイド,ボルテゾミブといった新規薬剤が開発され,従来よりも治療法が格段に進歩してきている。
●移植適応のある患者ではボルテゾミブとデキサメタゾン(BD)療法などの後に自家末しょう血幹細胞移植を実施する。
●移植適応のない高齢患者などではメルファランとプレドニゾロン(MP)療法に新規薬剤を加えた治療を行う。
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