疾患と検査値の推移
多発性骨髄腫
大畑 雅彦
1
1静岡赤十字病院検査部
pp.447-456
発行日 2007年5月1日
Published Date 2007/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101711
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
形質細胞の腫瘍性疾患である多発性骨髄腫の多くは,初期の化学療法に反応性を示すが,完全寛解に到達する例は極めて少なく,今日の化学療法や造血幹細胞移植の進歩にもかかわらず,いまだ治療成績が伸び悩む予後不良な疾患でもある.本稿では多発性骨髄腫の病態を概説し,特徴ある検査所見の見方や推移を解説する.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.