【20周年記念「事例報告」】
2.外来透析を望む,がん終末期患者の意思決定支援にかかわる体験─家族介入に躊躇した看護師の思い
円城寺 由加里
1
1医療法人力武医院
pp.121-124
発行日 2018年8月31日
Published Date 2018/8/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7003200130
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I.はじめに
透析患者は導入期から終末期まで何度も自己決定する場面に遭遇する.長期間,透析患者とかかわる看護師は患者の意思を尊重し,その人らしく生きることができるようサポートをする役割がある.透析患者は悪性腫瘍の罹患率も高く,近年では透析医療においても終末期医療を考える機会が増加している.今回,胃がんから肝臓へ転移した終末期の患者事例を報告する.なお,当院倫理委員会の承認のうえ,個人の特定ができないよう配慮した.
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