第7回日本腎不全看護学会・学術集会記録 【ワークショップ:透析看護サービスにおける安全と信頼】
5.CAPD看護における信頼
里 千鶴子
1
1健康保険諫早総合病院
pp.23-25
発行日 2005年4月15日
Published Date 2005/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7003100218
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はじめに
末期腎不全治療の選択肢の1つであるPD療法は,自宅で行える透析療法である.多くのメリットがある反面,透析膜としての腹膜には限界があることをはじめ,いくつかのデメリットがあることも十分理解しなければならない.導入する患者は自己管理能力が必要とされてきたが,近年,高齢化に伴い,第三者が介助者になる例も増加している.そのような場合は,介助者に対する十分なサポートと社会資源の活用により,在宅治療を支援する必要がある.
今回は,HDを導入したが,度重なるシャントトラブルによりPDへ移行した例を紹介する.そのなかで,患者,家族と医療関係者のかかわりについて振り返り,何が信頼関係につながるのかを考察する.
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