第2回日本腎不全看護学会・学術集会記録 【会長講演】
CAPDの20年
波多野 照子
1
1済生会八幡総合病院
pp.4-7
発行日 2000年4月15日
Published Date 2000/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7003100035
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はじめに
1976年にアメリカのポポビッチがCAPD (continuous ambulatory peritoneal dialysis)を考案した.わが国では1980年に5病院で臨床実験を開始し(表1),1983年に健保適用になるに従って,津々浦々に広まり,CAPDがわが国に入ってからすでに20年が経過した.当施設でも1980年1月の治験から携わり,1999年6月までに6~94歳の235名の患者に適応し,最長患者は14年10か月である(図1,2).今回,会長講演をさせていただくにあたって,腎センター婦長であり,CAPDナースとしても深くかかわったCAPDについて記す.
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