第3回日本腎不全看護学会・学術集会記録 【一般演題:調査報告】
国内における腹膜透析看護体制の現況―アンケート調査より
嶋貫 久美子
1
,
濱屋 晴美
1
,
田村 幸子
2
1テルモ(株)透析TBU
2金沢医科大学病院看護部
pp.27-30
発行日 2001年4月15日
Published Date 2001/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7003100070
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はじめに
腹膜透析療法は,患者への指導・教育などの質が治療継続を左右する一因を担っており,看護婦は透析医療の特殊性を熟知した高度な専門性が要求される.
医療が高度化・繁雑化していくなかで1人の看護婦があらゆる知識をもって患者ケアすることが難しくなってきており,専門的な知識を有する看護婦が人的資源として活躍することで看護の質を上げていく必要がある.
日本腎不全看護学会では,2004年を目標に腎不全専門看護婦(士)制度実施に向け準備を進めている.
しかし現状では,看護部のローテーションの壁にスペシャリストが育ちにくいことが問題点として挙げられている.
そこで,国内における腹膜透析看護体制の現状を調査し,腹膜透析看護のあり方を検討したので報告する.
なお,本調査は日本腎不全看護学会との協同調査である.
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