【事例報告】
体制づくりと家族支援の取り組み―通院透析が困難となった事例
渋谷 奈美江
1
,
横内 雄子
1
,
内田 佐喜子
1
1名古屋記念財団 東海クリニック看護部
pp.64-66
発行日 1999年10月15日
Published Date 1999/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7003100021
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
- サイト内被引用
はじめに
高齢化社会および透析技術の向上で,通院透析患者の高齢化は進んできている.さらに,糖尿病性腎症による透析導入者も増加し,さまざまな合併症をかかえサテライトで通院透析を維持していくことが困難となり,入院することがある.今回,人工骨頭置換手術後,肺炎,消化管出血を併発し,入院生活を送っていた患者が「家に帰りたい」,介護者は「家で最期まで看とりたい」と希望し,通院透析の運びとなった.その経過と,取り組みについて報告する.
Copyright © 1999, JAPAN ACADEMY OF NEPHROLOGY NURSING. All rights reserved.