Japanese
English
実践報告
小児糖尿病キャンプにおける学童・思春期の若者を対象とした災害対策の学習
Preparation to against great disaster for youth with type 1 diabetes in diabetes camp
中村 伸枝
1
,
宮本 沙織
2
,
髙橋 弥生
3
,
内海 加奈子
1
Nobue Nakamura
1
,
Saori Miyamoto
2
,
Yayoi Takahashi
3
,
Kanako Utsumi
1
1千葉大学大学院看護学研究科小児看護学
2千葉大学大学院看護学研究科博士前期課程
3聖隷佐倉市民病院
1Chiba University Graduate School of Nursing
2Master's Course, Chiba University Graduate School of Nursing
3Seirei Sakura Citizen Hospital
キーワード:
小児糖尿病キャンプ
,
災害対策
,
インスリン入手
,
カーボカウント
,
看護の授業
Keyword:
小児糖尿病キャンプ
,
災害対策
,
インスリン入手
,
カーボカウント
,
看護の授業
pp.35-38
発行日 2012年3月15日
Published Date 2012/3/15
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
小児糖尿病キャンプは,1型糖尿病をもつ子ども達にとって糖尿病に関する継続教育の場としても重要である.A県で行われた平成22年度小児糖尿病キャンプでは,年長の参加者が多かったことやカーボカウントの講義と演習が企画されていたため,カーボカウントの知識も活用した災害対策の学習を看護の授業で実施した.その結果,子ども達は,緊急時に持ち出す物品として日常使用している医療や生活に必要な物品を挙げることができたが,保険証やお薬手帳など親が管理している物品を挙げることはできなかった.また,使用しているインスリンの種類や量を覚えていたが,災害時に自分が使用しているインスリンが手に入らない場合の理解は難しかった.更に,炭水化物に偏りがちな被災地での食事に合わせたインスリン調節についてカーボカウントの知識を活かして考えることができた.小児糖尿病キャンプを活用した災害対策の学習の意義が確認された.
Copyright © 2012, Japan Academy of Diabetes Education and Nursing. All rights reserved.