【実践報告】
「糖尿病看護」スタッフ教育を考える―院内研修「DMエキスパートナース」カリキュラムの紹介
松永 京子
1
,
福田 直子
1
,
高橋 美鈴
1
,
矢野 百合子
1
Kyoko Matsunaga
1
,
Naoko Fukuda
1
,
Misuzu Takahashi
1
,
Yuriko Yano
1
1産業医科大学病院
1University of Occupational and Environmental Health, Japan
キーワード:
糖尿病看護
,
スタッフ教育
,
院内研修
,
エキスパートナース
Keyword:
糖尿病看護
,
スタッフ教育
,
院内研修
,
エキスパートナース
pp.29-36
発行日 2005年3月15日
Published Date 2005/3/15
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当院では,看護師の自主性を重んじて「それぞれが興味をもつ分野への教育を深める」という目的で各種選択制研修が実施されている.そのなかの1つに,1998年に看護部教育委員会師長2名と糖尿病専門医1名により,「DMエキスパートナース」と名づけた2年間の教育カリキュラムが開始され,2002年から企画・運営に糖尿病看護認定看護師,日本糖尿病療養指導士,研修卒業生を加えて研修が行われている.本研修の目的は,①糖尿病に関する一般的な知識の普及と糖尿病看護に対する興味を深め,質の向上を目指し,充実した患者ケアが実践できる,②当研修での学習者が各部署において,糖尿病看護に関するリーダーシップをとり,患者教育・指導レベルの質の向上をはかることができる,③研修生,卒業生が院内外における専門職としての責任,役割を獲得していくこととしている.今年度は本研修も3クール目となるため,選択制研修としての運営のあり方,カリキュラムの見直し・修正に取り組んだので,その現状を紹介する.
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