Japanese
English
◆研究と報告
老人病院における作業療法士の役割—社会的入院患者に対するグループワークの試み
Occupational therapy and the role it plays in the hospital : A study on the occupational progress of elderly people who reside in a hospital environment
田原 裕子
1
,
佐々木 克子
1
,
岡田 治枝
1
,
小山 昌寛
2
Yuko Tahara
1
,
Katsuko Sasaki
1
,
Harue Okada
1
,
Masahiro Koyama
2
1藍野花園病院
2池田市役所健康管理課
1Ainohanazono Hospital
2Ikeda City Hall Department of Health Management
キーワード:
老人
,
心理・社会
,
QOL
Keyword:
老人
,
心理・社会
,
QOL
pp.207-214
発行日 1996年6月15日
Published Date 1996/6/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨:セルフケア・知的面共著明な低下のみられない社会的入院の患者4名にグループワークを実施した.作業療法士(以下OTRと略す)が配慮した点は患者の主体性を重視することであった.そのためOTRはグループワークに対する関与を段階的に軽減していった.
その結果,患者の主体性は増大し活動範囲も拡大した.これより患者の主体性を促す一アプローチとしてグループワークとそこでのOTRの関わりが有効であると示唆された.
Copyright © 1996, Japanese Association of Occupational Therapists. All rights reserved.