Japanese
English
◆研究と報告
精神科Pre-Voc.の意味の検討
A Discussion of Pre-Vocational Training in Psychiatry
大丸 幸
1
,
田中 悟郎
2
Miyuki Ohmaru
1
,
Goro Tanaka
2
1北九州市立デイ・ケアセンター
2長崎大学医療技術短期大学部
1Kitakyushu-City Day-Care Center
2Nagasaki University College of Medical Technology
キーワード:
地域援助体制
,
障害評価
,
継続援助
Keyword:
地域援助体制
,
障害評価
,
継続援助
pp.196-201
発行日 1994年8月15日
Published Date 1994/8/15
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要旨:精神科Pre-Voc.に携わる時,まず障害者の社会生活の定着状況を継続的に把握することが求められる.次にPre-Voc.の過程においては,可変的なかつ周囲から見えにくい,理解されにくくて誤解されやすい障害部分を明確にし,関係者全員でそれを共有することが大きな課題である.この障害を共有することが可能となって初めて,障害者及び家族が病気,障害を否認せず,必要な服薬をしながら周囲の人々から支えられた無理のない生活を受容できる,と考える.この過程は,施設内ではなく実際の社会生活の場で進めていかないと現実性に乏しくなり,幻想の世界に関係者全員留まることになろう.
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