Japanese
English
◆原著
座位保持機能未獲得な重症心身障害児の姿勢と感覚遊び刺激に対する反応
Difference in Reaction to Sensory Stimulation in Two Different Positions in a Severely Multidisabled Child
岩間 孝暢
1
,
原 英修
2
,
清水 一
3
Takanobu Iwama
1
,
Hidenobu Hara
2
,
Hajime Simizu
3
1両毛整肢療護園
2篠原病院
3群馬大学医療技術短期大学部
1Ryomo Hospital for Disabled Children
2Sinohara Hospital
3College of Medical Care Technology Gunma University
キーワード:
重症心身障害児
,
座位姿勢
,
遊び
Keyword:
重症心身障害児
,
座位姿勢
,
遊び
pp.358-365
発行日 1992年10月15日
Published Date 1992/10/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
要旨:座位保持機能未獲得の重症心身障害児一症例(10.6歳)に対して,姿勢保持具を用いた座位姿勢と,玩具を用いた遊び刺激の効果を,感覚—運動反応の出現頻度より調べた.その結果,臥位姿勢に比べ座位姿勢の方が,刺激に対する反応頻度が有意に高くなることを認めた(p<0.01).また,姿勢と刺激の組合せでは,座位姿勢における玩具を用いた遊び刺激のうち,能動的な働きかけに対して,聴覚的反応をフィードバックする玩具が,より多くの反応を誘発させることが分かった.
さらに,本調査より得られた知見の臨床的意味について論じた.
Copyright © 1992, Japanese Association of Occupational Therapists. All rights reserved.