Japanese
English
◆原著
注意持続性(ヴィジランス)評価方法の検討—評価に用いる課題の種類について
Investigation of Several Modalities to Establish a Suitable Vigilance Evaluation for CVA Patients
井上 桂子
1
,
東嶋 美佐子
1
,
福意 武史
1
Keiko Inoue
1
,
Misako Higasizima
1
,
Takesi Fukui
1
1川崎リハビリテーション学院
1Division of Physical Therapist, Occupational Therapist Training, Kawasaki Medical School
キーワード:
注意持続性(ヴィジランス)
,
脳血管障害
,
評価
Keyword:
注意持続性(ヴィジランス)
,
脳血管障害
,
評価
pp.138-145
発行日 1992年5月15日
Published Date 1992/5/15
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨:CVA患者に広く適用できる注意持続性(ヴィジランス)の評価方法について,評価に用いる課題を中心に検討した.「刺激頻度1秒に1回,2種類の刺激の中から1つを選択して反応する,選択すべき刺激は6秒の間に2回の割合でランダムに出現」というヴィジランス課題を設定し,まず「ア」「イ」という音声言語刺激による課題を用いて検討したところ,失語症患者には不適当であると考えられた.そこで次に高周波音と低周波音による聴覚課題,緑ランプと赤ランプによる視覚課題,前腕部と下腿部への振動による振動課題を用いて検討した.この結果,失語症患者を含むCVA患者に広く適用できるものは視覚課題であろうと考えられた.
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