Japanese
English
◆報告
頸髄損傷者における家屋改造パターンと身体機能の関係—浴室について
The Relationship between House Modification Patterns and Physical Ability in the Quadriplegic Person : Bathroom Modification
酒井 ひとみ
1
,
広瀬 容子
1
,
園田 啓示
1
,
山口 昇
1
,
中嶋 富美子
1
,
宮前 珠子
2
Hitomi Sakai
1
,
Youko Hirose
1
,
Keiji Sonoda
1
,
Noboru Yamaguchi
1
,
Fumiko Nakajima
1
,
Tamako Miyamae
2
1国立身体障害者リハビリテーションセンター病院
2国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所
1National Rehabilitation Center for the Disabled
2Research Institute, National Rehabilitation Center for the Disabled
キーワード:
身障
,
頸髄損傷
,
家屋改造
,
入浴動作パターン
,
四肢麻痺
Keyword:
身障
,
頸髄損傷
,
家屋改造
,
入浴動作パターン
,
四肢麻痺
pp.198-204
発行日 1990年8月15日
Published Date 1990/8/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
要旨:頸髄損傷者24名(男21,女3,C4〜C8)について身体機能と浴槽の改造との関係を調査した,その結果,入浴自立群(14名)では,身体機能によって改造は4つのパターンに分類できた.要介助群(10名)では,介助者がアプローチする浴槽の面の数により3種の改造パターンがみられたが,身体機能面とは無関係であった.この群では,洗体方法と身体機能との関係が大きいように思われた.入浴自立群と要介助群の境界は,身体機能がC6レベルでpush-up不十分ながらも殿部を擦りながら移動が可能かどうかであり,褥瘡になりやすい等の阻害因子が無ければ,上記の機能までが自立群であることが分かった.
Copyright © 1990, Japanese Association of Occupational Therapists. All rights reserved.