入門講座 家屋改造のポイント 2
トイレ,浴室,居室の家屋改造のポイント
山崎 哲司
1
Yamasaki Tetsuji
1
1横浜市総合リハビリテーションセンター
pp.139-144
発行日 2006年2月1日
Published Date 2006/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100256
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はじめに
家屋改造は「本人の自立度向上」や「介護者負担の軽減」など,生活目標に合わせて実施される1つの手段であり,機能回復を目的とした練習や人的援助などを包含して考えていかなければならない.そのためには,家屋環境のみならず,本人の身体機能や介護者能力といった生活全体の評価に基づき,改造プランを進めていくことが重要である.改造プランの中でもトイレや浴室は狭いスペースの中で介助を行う必要があったり,濡れて滑りやすいなどの問題があり,特に要件が高い場所である1,2).本稿では,トイレ,浴室に加えて本人の生活の拠点である居室の家屋改造のポイントについて述べる.
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