Japanese
English
◆原著
女性脳卒中患者の家事動作に対するOTアプローチ
Follow-up Study to Elicit Significant Elements In Housemaking Activities for Female CVA Patients
森 功一
1
Koichi Mori
1
1琴の浦リハビリテーションセンター
1Kotonoura Rehabilitation Center
キーワード:
脳血管障害
,
家事動作
,
実態調査
Keyword:
脳血管障害
,
家事動作
,
実態調査
pp.110-117
発行日 1990年5月15日
Published Date 1990/5/15
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要旨:我々は女性片麻痺患者に対して,入院から外来を通して一貫した家事動作訓練を行なってきた.今回,今後のアプローチを検討するため,当院退院患者の実態調査を行なった.その結果,家事動作における必要条件および阻害因子は,①屋内移動手段が何らかの方法で自立していること,②高次脳機能には問題がないこと,③上肢機能については,実用手または非利き手麻痺の方が自立しやすい傾向にあること,④性格,心理状態,家族関係も重要であるという4項目であった.さらに,前記の結果を考慮し今後のOTアプローチは,①洗濯・掃除から導入する,②炊事は一連の動作としてとらえること,③麻痺側を考慮すること,④長期的なアプローチの必要性の4点が明らかになった.
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