Japanese
English
◆原著
脳卒中片麻痺の機能的作業療法の一試法—MFS標準回復プロフィールを利用したプログラム
Functional Occupational Therapy for Hemiparetic Stroke Patients : Program based on MFS Recovery Profile
森山 早苗
1
,
森田 稲子
1
,
蔵本 文子
1
,
中村 隆一
1
Sanae Moriyama
1
,
Ineko Morita
1
,
Fumiko Kuramoto
1
,
Ryuichi Nakamura
1
1東北大学医学部附属リハビリテーション医学研究施設,鳴子分院
1Department of Rehabilitation, Institute of Rehabilitation Medicine, Narugo-Branch Hospital, Tohoku University School of Medicine
キーワード:
脳卒中
,
上肢機能
,
作業療法プログラム
Keyword:
脳卒中
,
上肢機能
,
作業療法プログラム
pp.104-109
発行日 1990年5月15日
Published Date 1990/5/15
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要旨:脳卒中片麻痺上肢機能回復について,MFS標準回復プロフィールを利用した作業療法プログラムによる訓練を受けた実験群(45例)と対照群(30例)の,4週後,8週後のMFSの利得を比較検討した.0週,8週のMFSは両群間に差はなかった.実験群の0〜4週の利得は4〜8週の利得より有意に大きくなっていた.さらに0〜4週の利得は実験群が対照群より有意に大であった.発症から6月以内に治療を開始した患者では,MFS標準回復プロフィールを利用した作業療法プログラムにより回復初期の機能的利得は高まり,治療期間の短縮が可能であることが示唆された.
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