Japanese
English
◆原著
脳卒中患者の反応時間と社会成熟度との関連
Relation of Reaction Time to Social Maturation in Stroke Patients
森山 早苗
1
,
森田 稲子
1
,
山田 嘉明
1
,
中村 隆一
1
Sanae Moriyama
1
,
Ineko Morita
1
,
Yoshiaki Yamada
1
,
Ryuichi Nakamura
1
1東北大学医学部附属リハビリテーション医学研究施設,鳴子分院
1Institute of Rehabilitation Medicine, Narugo-Branch Hospital, Tohoku University School of Medicine
キーワード:
脳卒中片麻痺
,
反応時間
,
社会成熟度
Keyword:
脳卒中片麻痺
,
反応時間
,
社会成熟度
pp.24-31
発行日 1989年2月15日
Published Date 1989/2/15
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要旨:発症後6ヶ月未満の脳卒中による右半球損傷(RHL:19例),左半球損傷(LHL:16例)患者の単純視覚反応時間(RT)と上肢動作機能,社会成熟度診断検査得点との関連について検討した.RHL群11例,LHL群13例には2〜18週の間隔で同一の諸検査を2回行ない,変化分につき分析を加えた.RHL群では,RT延長は横断的,縦断的分析のいずれでも社会成熟度得点と有意な相関を認めた.LHL群では,RT延長は社会成熟度と関連がなかった.RHL群の社会成熟度の低下は注意—覚醒系の機能障害によって引き起こされる.
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