Japanese
English
◆原著
筋活動パターンからみた脳卒中上肢機能の回復
Function recovery of hemiplegia arm analysed by polygraphic EMG
森田 稲子
1
,
森山 早苗
2
,
蔵本 文子
3
,
中村 隆一
4
Ineko Morita
1
,
Sanae Moriyama
2
,
Fumiko Kuramoto
3
,
Ryuichi Nakamura
4
1東北労災病院
2東北大学医学部付属病院鳴子分院
3東京弘済園弘済ケアセンター
4東北大学医学部付属リハビリテーション医学研究施設
1Tohoku Rosai Hospital
2Narugo-Branch Hospital, Tohoku University School of Medicine
3Kosai Care Center, Tokyo Kosai-en
4Institute of Rehabilitation Medicine, Tohoku University School of Medicine
キーワード:
脳卒中
,
上肢運動機能
,
筋電図動作学
Keyword:
脳卒中
,
上肢運動機能
,
筋電図動作学
pp.371-378
発行日 1992年10月15日
Published Date 1992/10/15
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨:脳卒中片麻痺男性41例に麻痺側上肢の手関節屈曲および伸展運動を行わせ,表面筋電図でとらえた前腕と上腕の筋活動パターンを,健常者の共同筋活動パターンと比較し,その特徴とMFSおよびBr.段階との関係について検討を行った.筋活動パターンは,上肢の運動が共同運動パターンに支配されている時期では多くの異常要素の出現を伴いながら正常要素の出現に対応し,分離運動の出現につれて異常要素の減少に対応する.32段階の準間隔尺度であるMFSはこれらの変化をよく反映している.腕と手指を別々に評価するBr.段階では手指のBr.段階≧4は異常要素の変化と連関がない.また6段階尺度であるため筋活動の細かな変化が評価に反映されにくい.
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