Japanese
English
◆短報
痴呆老人に対するパズルの検討
Use of Puzzles for the Elderly Demented Patients
野見山 直子
1
,
山口 隆司
2
,
佐々木 珠代
1
,
古田 恒輔
3
Naoko Nomiyama
1
,
Ryuji Yamaguchi
2
,
Tamayo Sasaki
1
,
Tsunesuke Furuta
3
1藍野病院
2藍野花園病院
3藍野医療技術専門学校
1Aino Hospital
2Aino Hanazono Hospital
3the Aino School of Medical Technololgy
キーワード:
老人
,
痴呆
,
作業活動
Keyword:
老人
,
痴呆
,
作業活動
pp.72-75
発行日 1988年10月15日
Published Date 1988/10/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:痴呆老人を含めた老人59名に対し,4種類のパズル,長谷川式簡易知的機能評価スケール,Kohs立方体組み合わせテストを行った。パズル遂行における,実技での手順説明の有無,完成度,遂行時間を評価し,2つの知能検査と比較検討を行った。今回の結果では,使用したパズルは知的レベルの評価として使用可能である事が分かった。また,パズルは長谷川式簡易知的機能評価スケールにおける痴呆群をより細かく分類する事が出来,Kohs立方体組み合わせテストでは測定不可能な低い知的レベルでの分類に役立つ事が分かった。今後,具体的な分類の為には級間を配慮したパズルの設定が必要であると考えられる。
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