Japanese
English
◆ケーススタディ
女性アルコール依存症者の回復過程を通して
A Process of Recovery from Alcoholic Dependence Syndrome in a female patient
長雄 真一郎
1
Shinichiro Nagao
1
1国立久里浜病院
1Kurihama National Hospital
キーワード:
アルコール依存症
,
集団絵画療法
,
自助集団
,
Alcoholic Dipendence Syndrome
,
Art Therapy by Group
,
Self Help Group
Keyword:
アルコール依存症
,
集団絵画療法
,
自助集団
,
Alcoholic Dipendence Syndrome
,
Art Therapy by Group
,
Self Help Group
pp.65-71
発行日 1988年10月15日
Published Date 1988/10/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:女性アルコール依存症者の外来受診,入院治療,退院後の自助グループまでの回復過程をおった。特に,作業療法士の施行する集団絵画療法では,症例A子の『豊かな感受性』等が浮きぼりにされた。さらに,集団生活を基盤とした約三ケ月間の入院治療の中で,病棟から独立した集団絵画療法は,A子の気持ちに気晴らし的な効果を与えていた。それは,A子の描画後の説明に吐露した本音からもうかがえる。
本症例は,入院前に「どん底体験」を味わい,入院生活を契機に回復過程を出発した。しかし自助グループのメンバーとして活動するまでには,種々の困難があった。
A子の行動をおいながら回復の要因を考えた。
Copyright © 1988, Japanese Association of Occupational Therapists. All rights reserved.