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特集 臨床現場からの研究発信—観察データをどう活かすか—
7 生存時間解析—時間とイベント発生の関係
Survival Time Analysis : Relationship between Time and Event
河野 裕治
1
,
青柳 陽一郎
2
Yuji Kono
1
,
Yoichiro Aoyagi
2
1藤田医科大学病院リハビリテーション部
2日本医科大学大学院医学系研究科リハビリテーション学分野
キーワード:
生存時間解析
,
Kaplan-Meier法
,
ログランク検定
,
Cox比例ハザード解析
Keyword:
生存時間解析
,
Kaplan-Meier法
,
ログランク検定
,
Cox比例ハザード解析
pp.1118-1124
発行日 2022年11月18日
Published Date 2022/11/18
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- 参考文献 Reference
要旨 生存時間解析は,死亡までの時間や疾患発症,回復までの時間など,特定のイベントが起こるまでの時間とイベントの関係に焦点を当てた解析方法である.生存時間解析では観察期間に対するイベント発生率の推移を表すKaplan-Meier法やログランク検定,生存時間要素を含んだ多変量解析であるCox比例ハザード解析がよく用いられる.同じ解析方法でも研究目的によって結果の提示や解釈が異なるため,ハザード比やp値に依存するのではなく,得られた結果からさまざまな情報を読み取ることが重要である.また,丁寧に結果を提示することが研究の質を担保するためにも重要である.
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