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特集 摂食嚥下障害に対するリハビリテーション医学・医療The Cutting Edge
1 摂食嚥下障害のリハビリテーション評価・治療—最近の知見と動向
Dysphagia Evaluation and Rehabilitation : Recent Findings
青柳 陽一郎
1
Yoichiro Aoyagi
1
1日本医科大学大学院医学研究科リハビリテーション学分野
キーワード:
誤嚥性肺炎
,
新型コロナウイルス感染症
,
COVID-19
,
高解像度マノメトリー
,
脳卒中治療ガイドライン2021
,
神経核内封入体病
Keyword:
誤嚥性肺炎
,
新型コロナウイルス感染症
,
COVID-19
,
高解像度マノメトリー
,
脳卒中治療ガイドライン2021
,
神経核内封入体病
pp.870-876
発行日 2022年9月18日
Published Date 2022/9/18
- 販売していません
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- 参考文献 Reference
要旨 摂食嚥下障害患者は年々増加かつ高年齢化しており,特にフレイル,サルコペニアをベースにもつ患者が増えている.誤嚥性肺炎は日本人の死因の第6位を占めるに至っており,この割合は今後も増加すると見込まれる.2020年からは新型コロナウイルス感染症に関連した種々の原因による嚥下障害が報告されており,原因の1つとして咽喉頭の感覚障害,咽頭収縮不全を伴う舌咽・迷走神経障害があると考えられるため,誤嚥性肺炎の合併に注意する必要がある.摂食嚥下に関するリハビリテーション評価・治療のトピックスとして,高解像度インピーダンスマノメトリー,干渉波電気刺激,反復性末梢性磁気刺激などの最近の知見,今後の可能性を概説した.その他のトピックスとして,外傷性頚髄損傷,神経核内封入体病による摂食嚥下障害を解説した.
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