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特集 ICFの可能性と活用法
5 ICFを活用した既存情報整理の現状と今後の展望
Health-related Clinical Information Arrangement Utilizing ICF : Status, Trends, and Prospects
大夛賀 政昭
1
Masaaki Otaga
1
1国立保健医療科学院医療・福祉サービス研究部
キーワード:
ICF
,
リコード
,
マッピング
,
リンキングルール
,
臨床情報
Keyword:
ICF
,
リコード
,
マッピング
,
リンキングルール
,
臨床情報
pp.790-796
発行日 2022年8月18日
Published Date 2022/8/18
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- 参考文献 Reference
要旨 ICFは,幅広いヘルスケア領域での実践や研究での活用が期待されているが,これを構成する項目は約1,600コードも存在し,評価のルールも複雑であるため,数量化された情報を収集するツールとしてICFを扱うには課題が多い状況にある.一方で,既存の評価スケールや臨床情報をICFの概念モデルやICF項目によって整理することができれば,ICFに基づく情報を収集することができることから,この取り組みに関する報告が海外で数多く実施されている.しかし,国内では標準的ルールに準じたICFによる情報整理の取り組みはほとんど実施されていない.そこで本稿では,国内外で実施されたリコードの事例およびリンキングルールを紹介し,今後のICFを活用した既存情報整理について展望を行った.
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