Japanese
English
特集 リハビリテーション治療に活かす非侵襲的神経刺激法 Up-To-Date
8 シーターバースト刺激
Theta Burst Stimulation (TBS)
山口 智史
1
,
松田 雅弘
1
,
春山 幸志郎
1
,
高橋 容子
1
,
藤野 雄次
1
,
眞壁 寿
1
,
藤原 俊之
1,2
Tomofumi Yamaguchi
1
,
Tadamitsu Matsuda
1
,
Koshiro Haruyama
1
,
Yoko Takahashi
1
,
Yuji Fujino
1
,
Hitoshi Makabe
1
,
Toshiyuki Fujiwara
1,2
1順天堂大学保健医療学部理学療法学科
2順天堂大学大学院リハビリテーション医学
キーワード:
反復経頭蓋磁気刺激
,
非侵襲的脳刺激
,
神経可塑性
,
メタ可塑性
,
脳卒中
Keyword:
反復経頭蓋磁気刺激
,
非侵襲的脳刺激
,
神経可塑性
,
メタ可塑性
,
脳卒中
pp.496-502
発行日 2022年5月18日
Published Date 2022/5/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 反復経頭蓋外磁気刺激(rTMS)の1つであるtheta burst stimulation(TBS)は,頭蓋上のコイルから特異的なパターン刺激を発生することで,短時間で標的脳部位の神経活動を変調することが可能である.TBSには,間欠的な刺激パターンであるintermittent TBS(iTBS)による促通効果と持続的な刺激パターンであるcontinuous TBS(cTBS)による抑制効果がある.特徴として,iTBSは190秒,cTBSは90秒の短い刺激時間で効果が得られる点にある.まだ効果に関する強固なエビデンスは確立されていないが,障害された脳に直接アプローチすることで,通常のリハビリテーション治療を促進する手法となる可能性がある.
Copyright © 2022, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.