Japanese
English
特集 リハビリテーション治療に活かす非侵襲的神経刺激法 Up-To-Date
4 4連発磁気刺激法
Quadripulse Stimulation
新藤 恵一郎
1
Keiichiro Shindo
1
1光ヶ丘病院リハビリテーション科
キーワード:
非侵襲的脳刺激
,
恒常的メタ可塑性
,
個体間変動
,
脳卒中
,
上肢麻痺
Keyword:
非侵襲的脳刺激
,
恒常的メタ可塑性
,
個体間変動
,
脳卒中
,
上肢麻痺
pp.472-477
発行日 2022年5月18日
Published Date 2022/5/18
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 単相性4連発磁気刺激法(quadripulse stimulation:QPS)は,日本で開発され,4発の磁気刺激をバースト状に与え,5秒間隔で繰り返す手法である.バースト状磁気刺激の刺激間隔により,大脳皮質興奮性を促通・抑制し,刺激間隔5msで促通性(QPS-5),刺激間隔50msで抑制性が最も強い(QPS-50).種々ある非侵襲的脳刺激法の中で,QPSは,最も持続時間が長く,個体間変動が少ない刺激法である.
われわれは,脳卒中後上肢麻痺患者2例に対してQPS-5を損傷半球に実施後,視覚誘導性自己運動錯覚や課題指向型訓練,HANDS療法を併用した治療2週間後に,麻痺側上肢機能の改善が得られたことを報告した.本稿では,QPSの効果やメカニズム,利点や欠点,今後の課題について概説する.
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