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教育講座
パーキンソン病のリハビリテーション治療
Rehabilitation Medicine for Patients with Parkison's Disease
中馬 孝容
1
Takayo Chuma
1
1滋賀県立総合病院リハビリテーション科
キーワード:
パーキンソン病
,
リハビリテーション治療
,
運動症状
,
非運動症状
Keyword:
パーキンソン病
,
リハビリテーション治療
,
運動症状
,
非運動症状
pp.303-311
発行日 2021年3月18日
Published Date 2021/3/18
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はじめに
パーキンソン病は進行性疾患であり,病期に応じてリハビリテーション治療の内容は変更が必要となる.早期においては,活動的なライフスタイルを奨励し,バランス,筋力,関節可動域,有酸素容量を改善する積極的訓練の指導などを行い,姿勢反射障害が出現すると,転倒対策や,移乗・姿勢・リーチ・バランス・歩行の各課題に対して取り組む必要がある.アンケート調査において,病期が進むにつれて運動機能面だけでなく,非運動機能に対する対応が必要となることが明らかとなっている.運動学習は早期より低下し,リハビリテーション指導は早期から行う必要があり,積極的な運動負荷を行うことが効果的であるとの報告がみられるようになった.
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