Japanese
English
誌上シンポジウム パーキンソン病と疼痛
パーキンソン病とはなにか
The Concept of Disease of Parkinson Disease
榎本 博之
1
Hiroyuki ENOMOTO
1
1福島県立医科大学医学部神経内科学
1Department of Neurology, School of Medicine, Fukushima Medical University
キーワード:
パーキンソン病
,
Parkinson disease
,
レビィ小体病
,
Lewy body disease
,
非運動症状
,
non-motor symptom
Keyword:
パーキンソン病
,
Parkinson disease
,
レビィ小体病
,
Lewy body disease
,
非運動症状
,
non-motor symptom
pp.819-824
発行日 2017年9月25日
Published Date 2017/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200897
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パーキンソン病の主要な症状が運動症状であることは明らかであるが,それとともに,本特集で扱う疼痛をはじめとしたさまざまな非運動症状を伴うことも,古くから知られている.しかし,運動症状の治療が困難であった時代には非運動症状は重要視されてこなかった.ところが運動症状に対する治療法が発達することで,近年,現状の治療法による効果の乏しい非運動症状はQOL維持において重要な要素となっている.また,これら非運動症状を含めた病態の研究が進むことで,パーキンソン病を脳疾患ではなく,全身疾患として捉えるようになっている.本章では近年の疾患概念と運動症状,非運動症状について概説する.
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