Japanese
English
教育講座
リハビリテーション治療で骨を変える—骨卒中予防をめざして
Changing Bones through Rehabilitation Therapy : Toward Bone Attack Prevention
萩野 浩
1
Hiroshi Hagino
1
1鳥取大学医学部保健学科/附属病院リハビリテーション部
キーワード:
メカニカルストレス
,
スクレロスチン
,
骨細胞
,
骨粗鬆症
,
運動療法
Keyword:
メカニカルストレス
,
スクレロスチン
,
骨細胞
,
骨粗鬆症
,
運動療法
pp.59-65
発行日 2021年1月18日
Published Date 2021/1/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
“骨卒中”は高齢者に生じた大腿骨近位部骨折や脊椎骨折を指す造語である.これらの骨折を防止するためには,骨の健康を維持するためのリハビリテーション治療が必要である.運動療法は骨強度を高めて骨卒中を防止する.しかしながら,運動をするとなぜ骨密度が増加するのかについてはこれまで十分には解明されていなかった.本稿では大腿骨近位部骨折や脊椎骨折の疫学と運動療法によって骨密度増加がもたらされる機序について概説する.
Copyright © 2021, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.