骨と多臓器連関
骨細胞による骨制御
中島 友紀
1
1東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科分子情報伝達学
キーワード:
骨芽細胞
,
骨形成
,
骨細胞
,
骨溶解
,
細胞間コミュニケーション
,
破骨細胞
,
骨
,
骨組織リモデリング
,
破骨細胞形成抑制因子
,
破骨細胞分化因子
,
Receptor Activator of Nuclear Factor-Kappa B
Keyword:
Bone and Bones
,
Cell Communication
,
Osteoclasts
,
Osteocytes
,
Osteogenesis
,
Osteoblasts
,
Osteolysis
,
Bone Remodeling
,
RANK Ligand
,
Receptor Activator of Nuclear Factor-kappa B
,
Osteoprotegerin
pp.139-146
発行日 2014年4月1日
Published Date 2014/4/1
DOI https://doi.org/10.19020/J02201.2014192918
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骨の恒常性は,破壊と形成の動的なバランスにより保たれている.この再構築は"骨リモデリング"と呼ばれ,強靱な骨組織の維持のみならず,生命維持に必須なミネラルの代謝器官である骨を巧妙に制御している.骨を構成する細胞,破骨細胞,骨芽細胞,骨細胞は,細胞間クロストークによって骨リモデリングを制御しており,このバランスの破綻は,さまざまな骨疾患に?がる.破骨細胞と骨芽細胞が骨表面で機能する一方で,骨に埋没した骨細胞は,力学的負荷やホルモンなど生理活性分子を感知・応答することで,骨リモデリングを制御していると考えられる.
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