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教育講座
生活期リハビリテーション医療のキーポイント
Key Points of Community-based Rehabilitation Medicine
石垣 泰則
1
Yasunori Ishigaki
1
1悠輝会コーラルクリニック
キーワード:
生活期リハビリテーション医療
,
在宅医療
,
かかりつけ医
,
地域包括ケアシステム
,
医療連携
Keyword:
生活期リハビリテーション医療
,
在宅医療
,
かかりつけ医
,
地域包括ケアシステム
,
医療連携
pp.1168-1173
発行日 2020年12月18日
Published Date 2020/12/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
はじめに
1960年代寝たきり老人を自宅で診療する取り組みが地域で始められ,1980年代から全国的に展開された.在宅医療と呼ばれたこの診療形態は,対象とする疾患や患者年齢を広げ,医師,歯科医師,薬剤師,看護職,リハビリテーション専門職,管理栄養士,ケアマネジャーと介護職などが協働して行う医療・介護が統合された包括的支援に成熟した.2014年に地域包括ケアシステムが構築されるにあたり,地域における医療・介護サービスを一体的に供給することを目的とする医療介護総合確保推進法が制定された.
地域包括ケアシステムを担う地域医療が有効に機能するためには,かかりつけ医の提供する医療と主に病院で提供される疾患別専門医療が有機的に連携する必要がある.在宅医療と入院医療が相互に理解し,補完そして統合することにより,地域医療の質の向上につながる.本稿では,在宅療養期すなわち生活期において提供されるリハビリテーション医療のキーポイントについて解説する.
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