高齢者の腹膜透析-assisted PDの現実と可能性
高齢者医療と在宅医療
三浦 久幸
1
1国立長寿医療研究センター 在宅連携医療部
キーワード:
腹膜透析
,
高齢者保健医療サービス
,
地域社会ネットワーク
,
在宅医療
,
地域包括ケアシステム
Keyword:
Health Services for the Aged
,
Peritoneal Dialysis
,
Community Networks
pp.1245-1250
発行日 2016年9月10日
Published Date 2016/9/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2017004354
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今後,国内での後期高齢者の増加により,認知症,骨粗鬆症,糖尿病などの慢性疾患やADLの低下をきたす疾患を併せもつ人が増えてくるため,「治し支える医療」の需要が増している.とりわけ今後は糖尿病および認知症を併せもつ人の増加により,自宅で腹膜透析(PD)を行う必要があるが,認知機能低下により家族や訪問看護などの助けが必要となる人が増えてくることが予想される.地域包括ケアシステム構築における地域実践では,認知症など,高齢者のニーズに応じて多職種が協力してともに解決することができる人材や医療・介護サービスが必要とされている.このような社会の流れにおいて,assisted PDはさらに重要な位置づけになると考えられる.
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