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特集 関節リウマチ
6 関節リウマチの下肢手術とリハビリテーション治療
Rehabilitation Treatment for the Surgery of Lower Extremity in the Patients with Rheumatoid Arthritis
高窪 祐弥
1,2
,
和根崎 禎大
2
,
高木 理彰
1,2
Yuya Takakubo
1,2
,
Yoshihiro Wanezaki
2
,
Michiaki Takagi
1,2
1山形大学医学部リハビリテーション部
2山形大学医学部整形外科学講座
キーワード:
関節リウマチ
,
下肢関節
,
手術
,
リハビリテーション治療
Keyword:
関節リウマチ
,
下肢関節
,
手術
,
リハビリテーション治療
pp.1039-1046
発行日 2020年11月18日
Published Date 2020/11/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 関節リウマチ(RA)の薬剤治療の進歩に伴い,手術治療にもパラダイムシフトが起き,RA患者の膝滑膜切除術,下肢の人工関節手術は,手術数の減少が報告されている.しかし,薬剤治療が進歩しても一度関節破壊が進行した大関節は,生物学的製剤の投与によってもその破壊の進行抑制は難しいとされる.さらに,RA患者の高齢化に伴う骨粗鬆症化と相まって変形性関節症の進行を認めるため,今後も一定数のRA下肢手術の必要性が見込まれる.RAは多関節罹患であるため,手術部位以外の関節の状態,疾患活動性も見極め,患者1人ひとりの病態,生活環境,家族背景,合併症を考慮しながら,総合的なリハビリテーション治療を行うことが望ましい.
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