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特集 障害受容・適応再考
4 障害受容について考える—支援の場面からの一考察
Thinking about Disability Adjustment : Consideration from the Scene of Support
田島 明子
1
Akiko Tajima
1
1湘南医療大学保健医療学部
キーワード:
障害受容
,
リハビリテーション医療
,
作業療法
,
インタビュー調査
,
医療倫理
Keyword:
障害受容
,
リハビリテーション医療
,
作業療法
,
インタビュー調査
,
医療倫理
pp.913-919
発行日 2020年10月16日
Published Date 2020/10/16
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 本稿は,第56回日本リハビリテーション医学会学術集会における指定パネル:障害受容の教育講演に大幅な加筆・修正をした内容となっている.「障害受容」のリハビリテーション医療の臨床場面での使用法について,2007年時と2020年時のインタビュー調査結果の比較検討を行い,「障害受容」の使用法からみえる今後の課題について考察を行った.
大きな傾向として「障害受容」の使用を控える療法士が増えていた.今後,人権を基盤としたリハビリテーション医療の推進が重要であり,そのための倫理感(観)の醸成には,「障害受容」の使用法について,障害のある当事者による講演機会や関連書籍の参照,事例検討会などを通した職場の組織体制や風土の変容が有効である.
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