Japanese
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増大特集 リハビリテーション医学2007―最近10年の動向とエビデンス
リハビリテーション・アプローチ
障害受容
Acceptance of disability revisited.
細田 満和子
1
Miwako Hosoda
1
1コロンビア大学メイルマン・パブリックヘルス校
1Department of Sociomedical Sciences, Mailman School of Public Health, Columbia University
キーワード:
障害受容
,
リハビリテーション心理学
,
障害学
,
社会学
,
当事者
Keyword:
障害受容
,
リハビリテーション心理学
,
障害学
,
社会学
,
当事者
pp.1247-1250
発行日 2007年10月10日
Published Date 2007/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101096
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はじめに
病気や事故により人生の途中で障害をもつようになった人は,深い苦悩を抱く.それは,時には自殺という考えにまで至らざるを得ない底知れぬ絶望である.このような状況に陥った人々を絶望から救い出そうとするため,リハビリテーション心理学や医学や看護学の分野では,さまざまな理論が提示され実践されている.そのキーワードが「障害受容」である.
ここでは,前史も振り返りながら近年のリハビリテーション心理学における「障害受容」に関する研究の動向を概観する.そして,障害をもちながら生きることに関する諸研究の動向に目を配りつつ,医療専門職が絶望する患者に対して,どのような援助をなしうるのかを考えてゆく手がかりを提示する.
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